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● HJ誌 第7回全日本オラザク選手権 ガンプラ部門
金賞受賞 ● 誌面での画像は5枚程度でしたが本当はかなーり送ったんですよ。w ココと「漢組」Q.Bさんとこの「NGK」などで大量に公開してますが それでもまだ全部じゃないんですよね。 (編集が大変なのでこれくらいに・・・ボソ) 【コンセプト】 そのままでも十分カッコいいグフカスタムなのですが、 キットのなんとなくゆるいラインが 個人的に気に入らなかったので自分なりにノリスをイメージして作りました。 目指したのは・・・ 1、ノリスのキャラクター性を反映させる。 2、兵器(機械)っぽさのリアル感の表現。 3、リアルの中にもスーパーロボット的な「動」の表現。 4、強度確保の為、自作関節はあまり使わない。(一体成型されたパーツの流用) 以上のようなことを念頭に置き作業を進めました。 □製作コメント□ ○頭部 上下で2mmほど詰めてあります。 口ばしも先端を1mmほどカットし、形状を変更後、淵を薄くしてあります。 あと、頭部とつながるようにライン修正。 頭部全体も削りこんで小頭化。 ツノも削り込んでシャープに。 動力パイプは後はめ加工。 ○胴体 フレーム肩関節にF2ザクの引き出し関節を流用しています。 ウエスト関節は引き出し式ボールジョイントに変更。 股関節もF2ザクの股関節に変更。 (グフは開く軸がありませんので)あと、ここも引き出せます。 ○胴体(外装) 肩関節を隠す為にフレームっぽいものを追加しました。 胸アーマーは上面と前面を2mmボリュームUP。 ゆるいラインも変更しました。 ちまちまとディテール追加。 ウエストはスジ彫りラインで一度カットし、幅つめ後、再接着。(3mmほど詰めました) 腰アーマーは全体的にラインの修正。 まず全てのアーマーの斜めの面を直角に削りこみました。 その後、横アーマーをライン修正。(なだらかな曲面になるようにしてます) 後部アーマーもライン修正。 全てのアーマー裏にパテうち。厚みの表現。(工業製品的にここはプレス加工した厚い鋼板と考えました) 「動き」に関しては・・・フロントが二重関節、他のアーマーはスプリングで固定してあります。 スジ彫りやディテも追加。 ○腕部 肩アーマーを接着面で1mm大型化。 スパイクは全て切り離し、基部を製作。 ちなみにスパイク本体は消耗品と考え交換可能です。 よって、脱着可能。 点付けの溶接後もエッチングパーツで表現。 アーマー本体は完全な球面になるようアルテコで成型。 スパイクの周りはフェンダーと解釈し、薄くしてます。 取り付けのリベット表現も追加。(オーバースケールですが・・・) ポリキャップ取り付け部もそれっぽくメカをでっち上げました。 「肩」本体は外しても「らしく」見えるように大型化&プラ板にて形状変更。 上腕はF2ザクのものです。 肘は間延びが気になったので、安易ですがF2ザクの肘アーマーを流用。 しかし中身は詰めてあります。 手首は個人的に「可動指がリアル」とは思えませんので全てB-CLUB製です。 ただ、左手の平手は付属してませんので2個1で改造。 右手はサーベルとマシンガン、両方持てるように人差し指に可動軸追加。 ○脚部(フレーム) 股関節の軸はF2ザクより流用。 スネはスライド軸追加。 足首関節はF2ザクの肘関節を仕込んであります。 ○脚部(外装) 太ももは大型化。 すねアーマーは「鋼板の貼りあわせ」っぽさを表現したかったのでそれらしくプラ板を貼りあわせて形状変更。 それと対照的に、 ふくらはぎ部は「プレス鋼板」「汎用パーツ」の表現をしたかったのであえてダサい形状に。。。 4つのダクトは一度切り離し、ふくらはぎ部形状変更後、再接着。 丸いディテールはこのパーツがザクに使用された場合の動力パイプ用の穴です。(つもり) ふくらはぎ下部は肩アーマー同様、フェンダーと解釈。 すねアーマーから後ろは全体的に薄くしてます。 リベットも追加。 足首は陸モノ歩行用ロボらしく?!内部にメカを製作。 全体的に各部入念にエッジを修正。 ○バックパック 無骨さを表現したくこのような形状になりました。 切り刻んでダクトを中央に移動。 上部の基部はMGリックドムの足首関節です。 丸い筒状のパーツはこのグフの3連ガトリングより流用しました。(製作途中と完成後では違いしますが・・・) ここは後方用のカメラアイとして考えました。 グリルはエッチングパーツを加工して使用。 本体横のモールドは胴体本体への固定用アタッチメントのつもりです。 ○武器 グフカスは左手に固定武装が集中しているので右手に使い捨て的な簡易マシンガンを追加したいと思い、 このようになりました。 マシンガン3丁は1個原型を作り複製して揃えています。 右腰にはマシンガンホルダーを追加。 腰後部にもマシンガンホルダーを追加。 がんがん撃ちまくって使い捨てます。 その後、何もなくなったらヒートロッドで応戦です。 3連ガトリングは砲身をアルミパイプから旋盤で削り出してあります。 盾のガトリングはほぼノーマルですが各部ディテ追加と盾に取り付けるホルダー部のみ鋳造表現、 ザラザラにしてあります。 弾奏取り付け部は肉抜きしてありますのでパテで埋めてあります。 もちろん盾と取り外しも可能です。 剣は刃先を薄く削りこんであります。 ○塗装 グフは元々ドダイとの連携が想定されているようですので戦闘機っぽい制空迷彩を施してみました。 自分の中では大戦中のアメリカ海軍機を参考にしています。 でも、結果手にそのままグフカスになってしまいましたが。。。 各部塗装後に一段明度を上げた色で機体の色あせを表現したくグラデ吹きしています。 本体の黒(グレー)の部分は消耗パーツのイメージです。 基本塗装が終了した後、デカールを貼り付けてトップコート。 それから全体にウォッシング、ドライブラシを施し 最後に改めてトップコート(つや消し)をエアブラシで吹いてあります。 武器の塗装については各部質感の違いの表現を心がけました。 ガトリングのみ銀ハゲのひょうげんをしています。 ちなみにデカールは全て自作です。 ガトリングのNoは通し番号のつもりです。 最後に全体にメタルカラーでアクセントを付けてあります。 ○その他 時間が少し余ったので1/72の飛行機フィギュアを改造し ノリス大佐も自作しました。w ○あとがき・・・ 実は製作開始に当たって気になることがあったんですよね。 そう、それは思いっきり時期が被っていた「日韓コンペ」です。 本来は日韓へ出撃したものをそのまま「オラ」へ出そうと思ってたんですが 誌面では「未公開のもの」って書いてあります・・・ でもサイト上のことだし、そこら辺は問題ないかな? いやいや日韓の審査は川口氏がいらっしゃる!・・・やっぱまずいんでは? そこで割と気が小さいハリさん編集部に問い合わせてみたんです。 ハリ・・・「あのぉ、こういうコンペに参加した作品は提出してもOKですか?」 HJ・・・「うーん、そのコンペで審査員が川口さんというのは、ちょっとまずいかもですねー。 とりあえず他の作品で参加された方が良いかと・・・。」 ハリ・・・「まじっすか。。。Σ(゚Д゚;≡;゚д゚」 てな感じで時間の短さにどうなることかと思いましたが、怒涛の製作開始。 日韓よりこちらに重点を置き作業しましたが それでもやりたいことの7割程度しか出来ませんでした。 でも何とか形にはなったし、ホッとしてます。 あと自分の中の「ノリスのグフ」もなんとなく消化できたような気もしますし満足です^^ |